書籍「保育に活かす SDGs/ESD」に掲載いただきました
毎年2回、京都桑田村に来村し、合宿保育を行なってくださっている「たかつかさ保育園」理事長 藤井 修さんより、次の書籍に京都桑田村と園児との交流、そしてその活動をご紹介いただきました。
「保育に活かすSDGs/ESD ー乳幼児の権利と参画のためにー」
出版社:かもがわ出版
著者:藤崎亜由子・藤井 修・島本一男・亀山秀郎・片山知子・吉津晶子・名須川知子・西脇二葉・冨田久枝・山村けい子・萩原元昭
発行年月日:2023年07月
藤井さんは、2014年に京都桑田村とたかつかさ保育園が出会う前から、幼児保育に蚕飼育を取り入れておられます。
その過程で桑の葉が大量に必要になっため、自治体の斡旋により、かつて養蚕が盛んであった京都府南丹市美山町豊郷の集落にて、園児のために桑の葉を育てるというプロジェクトが誕生しました。
そのプロジェクトがNPO法人京都桑田村の卵にあたるわけですが、藤井さんは、2014年以降の集落の住民と園児との交流、そしてその活動内容について、多面的に詳しくご紹介されています。
そして、現在直面している集落の問題点にも触れておられますが、何より、蚕飼育から生まれたこの出会いが、高齢者と子どもたちに、有意義な時間と、そしてさまざまな学びや励みをもたらし続けてきたことも強調しておられます。
蚕を飼育することで、子どもたちや保育者たちが、さまざまな角度から命について考える機会を得続けており、さらにそこから里山の集落と、その集落に住む高齢者との出会いが生まれ、その文化まで継承できてしまうという藤井さんの教育法においても、非常に興味深いものがあります。
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